ドラゴンボールの中でも忘れられがちなキャラ。人造人間編後も生き返ることなくフェードアウトしてしまった、心優しきアンドロイド人造人間16号。
界王神様と違い、イカすモヒカン16号。登場時から時系列順にまとめました。
16号初登場
17号達がカプセルに入っている16号を出そうとするが、開発者のドクター・ゲロがしきりに止めに入る。どんだけやばいヤツなのかと期待感が高まる。
で、あっさり出ちゃう。シュワちゃんやドルフ・ラングレンのような、ハリウッドの筋肉俳優のような見た目。かなり強そう。
何でドクター・ゲロが動かすのを嫌がっていたかなど質問するも答えない。謎に包まれている。
他の人造人間同様、悟空を倒すために作られたのは間違いないらしい。
人間ベースの改造ではなく、無から作られた
17号・18号は人間をベースに有機質で改造されているのに対し、16号は100%機械のみで作られています。つまりアンドロイド(ロボット)です。17号がそこに疑問を抱きます。本編でこの謎が言及されることはありませんでしたが、セルに吸収されるためと考えて間違いないと思います。
16号がなぜこんなにも優しい性格なのか。ゲロが蘇らせたくなかったのか。近年発売された「ドラゴンボールフルカラー 人造人間・セル編」で、作者の鳥山明先生が自らコメントしています。
- 16号は戦死したドクター・ゲロの息子をモデルに作られている
- 戦闘で壊したくないという想いから、穏やかな性格(失敗作)になってしまった
戦闘は拒否
ベジータに絡まれる人造人間ご一行。18号が戦闘をすすめるも拒否する16号。
17号に、18号に加戦するか?と持ちかけられるが、ここでも拒否。目的は孫悟空を倒すこと。無駄なことはしない。
自然に優しい
「お前たちが騒いだから、小鳥たちが逃げてしまった…」
個人的にドラゴンボールの中でも上位に入る名言。自然や動物に優しい16号。
でも目的は忘れない。優しいのか冷酷なのか?このあたりのギャップがたまらない。
初戦闘
セルに押される17号に逃げるよう忠告するも、17号は聞き入れない。
「一緒に旅ができて楽しかった…」
このまま17号がセルに吸収されるのをただ見ているわけにはいかないと、16号自ら戦う決意をする。
18号を振り向く16号の哀愁がたまらない。
セルと互角の戦いをする16号
ここに来て、初めて16号の強さが明らかになる。沢山の人間たちの生体エネルギーを吸収してパワーアップしたセルとも善戦する。
必殺技「ヘルズフラッシュ」
両手を外して腕の部分からエネルギー弾を出す、16号の必殺技!
セルに敗れる
セルと互角に戦うも、途中17号を吸収されてしまいパワーアップしたセルに敗北。18号と共になんとか逃げ延びる。
16号仲間になる
クリリンに、自分をカプセルコーポレーションで直して貰うよう頼む。
クリリンちゃんの好意によって、カプセルコーポレーションへ。
クリリンと仲良し
セルゲーム当日。悟空たちのもとにやってきた16号。
ドラゴンボールの中でコミュ力の高さに定評のあるクリリンならば頷ける。
ちなみに悟空はあっさりあしらわれる。
仲間にはなったが、自分の立ち位置は変わらない。クールな16号らしいと言える。
16号、爆ぜる
セルジュニアによってやられていく仲間たち。潜在能力を出しきれない悟飯を見るに見かねて自爆を決意。
しかし体内の爆弾はブルマによって取り除かれていた…
セルに破壊されてしまう。
悟飯が超サイヤ人2に目覚めるきっかけを与えた16号
首だけになった16号。悟飯にアドバイスする。
16号の粋なアドバイスと犠牲により、悟飯が遂に超サイヤ人2に目覚める!
こうしてセルは倒され、世界は平和に戻ったのだった…
16号がいなければ、悟飯は超サイヤ人2になっておらず、セルも倒せなかったことを考えると、16号の貢献度は計り知れない!
その後…
セル戦後、死んでしまった仲間たちはお約束のドラゴンボールで生き返る。しかし16号が蘇ることはなかった…
個人的には、何故生き返らせてくれなかったのかと鳥山先生に講義したいが、16号の自然を愛する心は17号に受け継がれている。
17号はその後、動物保護区にて密猟者から自然や動物を守るな保護官として働いている。
ありがとう16号!
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