バンド経験活かして、「自分がやるとしたら」という考えをベースに、アマチュアでも収益を上げられないか考えてみた。
DJとかクラブのイベントオーガナイズしてる人は、それなりに収益上げてる人もいるみたい。ただしクラブイベントとバンドのライブハウスイベント(対バン方式)は似て非なるもの。
なので、あくまでアマチュアミュージシャンの場合で考えてみた。
採算をとることを考えているため、無駄を無くす方向で考えている。
目次
バンドか個人か
とりあえず1人で始める。ただし音楽(ジャンル)が1人でできるものに限られるが。
理由はコスト削減のため。バンドだとスタジオなど場所を借りなければならない。まあタダで貸してくれるツテはあるけど、とりあえず小規模で始めたい。
バンド形態でないといけない場合は、ライブにタダで出れるようにしてあげれば、協力してくれるアマチュアバンドマンは山のようにいる。
CDは作らない
プレスCDは作らない。これもコストがかかるため。基本的に在庫を抱える商売が好きじゃない。てか怖すぎる。リスキーでしょ。
今の時代ただでさえCDが売れないのに、アマチュアのCDが売れるわけがない。(そういう意味でAKBの投票券・握手券商法はやはり上手い)
あとは半分無理やり買わされた知り合いのCDが、家にあっても邪魔だろうという心づかい。地球にも優しい。
オンライン配信を利用する。ただしiTunesはマージンがかなり持っていかれる、Amazonは年間利用料がかかるなど、有名どころは販売コストがかかるため、はじめのうちは以下のような無料サービスを利用する。クレジット決済も可能。
バンド活動に役立つサービスまとめ2 〜無料で使えるバンド音源ダウンロード販売サイト | アトヨンサウンドファクトリー
Youtubeの広告も考えられるが、1万ビューいかないと広告が設置できない。
余談だが、音楽系動画は広告を位置は動画開始前にしないほうがよいと思われる。たぶんユーザに再生されず他の動画に逃げられる。
バンド(複数人)の場合の練習場所
とにかく安い場合を探す。知り合いにスタジオをタダで貸してくれる人がいればラッキー。
公共施設が安くておすすめ。ドラムない場合が多いけど。
練習方法を工夫する必要がある
そもそも頻繁にスタジオに入る必要はない
コンピュータの発展により、DTMを使えば遠隔地のメンバーとも曲作りが可能になった。
作曲したら音源をパート別にメンバーに送り、メンバーが自分のパートを作成したりアレンジすれば、スタジオ代は抑えられる。
なお、これが出来ないヤツはメンバーにしない。面倒かつコストがかかるため。
全員での練習はライブ前と録音のときだけ
普段から個人練習をしておけば、全員での練習はライブ前だけで良いと思われる。
むしろそうあるべきだ。
毎週無駄にスタジオに入っているバンドが多すぎる。あれは遊ぶ友達もおらず暇してるからだ(経験上断言する。バンドマンはさみしがり屋が多い)
個人練習
ドラムの人は大変かもね(ちなみに私はドラム)。ドラムセットは持っているので、セットで練習する場合は河原に持ってく、公共施設にドラムを持ち込むなどして費用を抑える。
てかドラムセット持ってないヤツは買え。トータルで考えたらそのほうが安い。
戸建てなら、電子ドラムなどの選択肢もある。
試してみたいこと
SNS活用
とにかくパイを広げることを考える。
どんな商売にも言えるが、ソーシャルメディアで人目に付いたとしても、収益に結びつくのは1割にも満たないだろう。
ましてやアマチュアバンドのライブに来てもらう、音源を購入してもらえる割合となると、一般の商材よりもさらに低いと思われる。
だが皆さんご存知のように、アマチュアバンドの追っかけをしている人は一定数存在する(とくに「バンギャ」と言われる若い女の子)。
ターゲット(お客さんの世代・性別)にもよるが、いまならInstagramは確実にやったほうがいい。私のまわりでも若い世代、とくに女性は毎日観てるぽい。
ライブ写真を拡散してもらえば、結構ひと目につく。
Twitterなら定期的に告知や動画を流す。多少しつこくても、すぐにタイムラインが流れてしまうTwitterなら気にならない。
定期的な記事を流すなら、botサービスを使って自動化すると楽。
SNSは「1対1」で考える
SNSとなると「1対多数」での運用を考えがちだが、実は「1対1」でコミュニケーションをとったほうが時間対効果が高い。これはファン数が少ないアマチュアだからこそ可能である。(まあ最近では有名人とコミュニケーションができるSNSもあったりするが、本題と関係ないので割愛する)
LINE@を使えば、企業のサポートセンターみたいなこともできる。
チケットをタダにする(認知度向上)
音楽をやってないひとからすると、正直ライブハウスのチケット代は敷居が高い。ちょっと贅沢な食事ができる料金だ。
「初期投資としてはじめのうちだけタダにする」ということは考えない。基本的にチケットはタダにする。ただしイベントなどに出演する場合はこの限りではない。もちろんプロになったり、有名になれば有償化を考える。
危険があるとすれば、あるとき突然有料にすると、それまでのお客さんから反発食らうだろう。なのでノルマ制のライブハウスには極力出演しない。詳しくは後述する。
さて、本題に入る。チケットを無料にする代わりに、他で収益を上げなければならない。
まず思いつくのは「グッズ」「音源(ただしCD以外)」など、よくあるやつ。
その他は後述する「本職にもつなげることが可能では」にて。
CDは作らない前提なので、直接会場で音源を配布することは無いが、音源ダウンロードチケットや、販売先サイトのURLなどを配るなどできる。
ここで注意だが、アマチュアバンドのファンはバンドに貢献することを喜びにしているので、「あとでダウンロードしてください」方式だと買わないと思われる。バンドメンバーから直接「ありがとう」が欲しいのだ。
そのためライブ会場に足を運んでもらい、かつその後購入したらメンバーに直接連絡がとれるかたちにする。
- 「買ったら連絡ください」と伝える
- 「Twitterにコメントください!」と言っておく
購入ページのURLが入ったチラシを渡しておき、Instagramに特定のハッシュタグ付きでアップしてもらうと、メンバーからコメントがつく方式も良いと思う。なにより宣伝にもなる。
Twitterなら当然「引用リツイート」し、売れてる感を演出する。
これでファンの欲求を満たすことができる。
チッケトノルマ制のライブハウスには極力出ない
ノルマ制のライブハウスには自腹で出るしかない。
なので出来る限り無料で出れるところに潜り込む必要がある。楽器が置いてあるカフェとか、地域の野外フェスと結構ある。ライブハウスも条件次第では無料で出れる。
自腹を切る場合
ノルマ制のライブに出るとしたら、対バンのバンドにも協力いただき、イベント自体のチケットをタダにしてもらうか、自分たちだけタダで配っても良いと思う。
とにかくタダにする。来てもらうために。
もしも他で収益が上がるようになれば、チケットをタダにしても採算が採れる。
タダにしたところで、やはりライブハウスに足を運んでもらうのは難しい
結局これ。
普通、わざわざライブハウスに足を運んで、知らないアマチュアミュージシャンを観ようとは思わない。有名なミュージシャンの前座で出れれば観てもらえるかもね。
なので、最初からひと目に付きやすい野外イベントとかが良いと思う。
ライブハウスに誘うならそれなりに工夫が必要。ライブ終わった後に飲み会があるとかあらかじめ言っとけば、来てもらえる確率上がるかも。
本職にもつなげることが可能では
例えば
- 居酒屋やってる人はビール1杯タダ券をあげる
- イラストレーターなら、似顔絵1枚サービス
- 美容師ならシャンプーやヘッドスパ無料
- 音楽自体を生業としている人なら、授業1回無料や体験レッスン
とか、具体的な割引サービス。本職の営業にも使えると思った。
で、お店に来てもらったらライブの告知すれば相乗効果が見込めるのではないか。
会社員の方は趣味で考えてみよう!
音楽以外に趣味がないサラリーマンでも、初心者に楽器レッスンなら出来るのでは(ただし、いけない関係にならないよう注意必要)。
最後に
もしも自分たちでイベントを企画しようと考えているなら、クラウドファンディングも手だと思う。良いアイディアや見返りがあれば、以外に思うかもしれないがお金は集まる。
はじめのうちは、知り合いなどから広げて行くしかないと思う。であるならば、なおさらライブハウスはやめたほうがいい。馴染みのない人には敷居が高さすぎる。それほど音楽に興味がない人からすると居心地も悪い。自由に楽しめるフェスや、くつろいで聴けるカフェのような空間が良い。
似たようなバンドで固めるのも良くない。おそらく全部同じに聴こえてる。
お金にうといバンドマンが殆どだと思われるので、そのうちお金のことについても書いてみようかと思います。
実際にやってみて、またご報告いたします。
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