2ちゃんねるのまとめサイトを作るために「まとめサイトビルダー」など有料の便利なツールがありますが、無料のツールを用いてWordPressで公開するご紹介します。
既にWordPressのサイトがある前提で説明しますので、WordPressのインストール手順は省きます。
使用するツールは以下の2つです。
- Jane Style
2ちゃんねる専用ブラウザ 「Jane Style」 - 勝つーる
勝つーる φ(・ω・。).dat 2chまとめブログ用編集ツール
前準備
2ちゃんねるに申請する
2ちゃんねるの記事を掲載するために、2ちゃんねるに申請が必要となりました。以下から申請します。
『Jane Style』をインストール
『Jane Style』をインストールします。
ダウンロードURL:2ちゃんねる専用ブラウザ 「Jane Style」
2ちゃんねるビューアです。このソフトを使って、2ちゃんねるのスレッドをローカル(自分のPC)にダウンロードします。
またこのソフトはdat落ちしたスレッドも回覧できます。dat落ちとは簡単に言うと、古くなって一般公開されなくなったスレッドのことです。この機能を使えば、現在公開されていない記事も取得可能です。
参考:Jane Styleでdat落ちしたスレを無料で閲覧する方法
『勝つーる』はウェブ上のシステムなので、インストール作業は必要ありません。ブラウザから使用できます。
まとめ記事の作成方法
それでは実際に記事を作成します。以下は実際にこの方法で作られたページです。記事作成に要した時間は10分弱です。慣れればもっと早く作成できるかと思います。
完成形:ドラえもんの映画で出来杉くんがいっつもハブられてるけど一番戦力になりそうなのに何で仲間はずれにされてるの?
まとめ記事作成の大まかな作業の流れ
- 『Jane Style』を使って、スレッドをdatファイル形式でダウンロードする。
- 『勝つーる』を使って、まとめ記事を作成する。
- WordPressに取り込む。
1.『Jane Style』を使って、スレッドをdatファイル形式でダウンロードする
記事の選定

【手順1】ウインド上部にある「検索バー」に作成したい記事のワードを入力します。
【手順2】「検索バー」の右にある「2ちゃんねるのアイコン」を押すと、「スレッド一覧」を取得します。
【手順3】「スレッド一覧」から記事にしたいスレッドを選択します。「勢い」の高いものや、「レス」の多いものにすると良いでしょう。
記事をdatファイルとしてダウンロードする

メニューバーから、『スレッド』⇒『このログを保存』⇒『datを名前をつけて保存』を押し、任意の場所にdatファイルを保存します。
2.『勝つーる』を使って、まとめ記事を作成する
このツールで記事を編集し、最終的にWordPressに取り込めるように、datファイルをHTML形式に変換します。
勝つーる φ(・ω・。).dat 2chまとめブログ用編集ツール
上記のサイトにアクセスします。
datファイルの読み込み

『ファイルを選択』を押し、先程作成したdatファイルを選択します。項目の細かい説明は省略しますが、そのままで問題ないです。
記事の編集
皆さんもご覧になったことがあると思いますが、まとめサイトでよくやる方法が、文字の大きさの変更や色分けです。
こうすることで、ユーザーが記事を読みやすくなります。
『勝つーる』でも不要な記事をカットしたり、文字の大きさや色を変更できます。

はじめに『全件除外 ON/OFFボタン』を押して、すべての記事の出力をOFFにしてしまいます。

上の「除外ON/OFF」がチェックされていない方は、最終的にHTMLには出力されません。
掲載したいレスのみ、流れ作業でざっとチェックしていきます。
HTMLを出力する
編集作業が完了したら、ページ下の『編集完了コード表示』を押します。

下にソースコードが表示されるので、すべて選択してコピーし、WordPressの記事作成ページに行き、エディターモードを「テキスト」にして貼り付けます。

『勝つーる』のオプション説明
以上で作業終了となりますが、より良い記事にするために『勝つーる』について補足説明します。

画像を自分のサイトに取り込み、画像のリンク切れを防ぐ
『勝つーる』で出力したままのソースコードを貼り付けると、画像のリンクが外部サイトのままとなってしまい、そのうちリンク切れしてしまう恐れがあります。そうなると画像が表示されなくなってしまいます。
よって、いちど2ちゃんねるから画像をダウンロードし、自分のサーバーに画像をアップし直したほうが懸命でしょう。
画像を一括でダウンロード/アップロードする方法をご紹介します。
『勝つーる』で画像のURLを一括書き換え
まず、『勝つーる』では画像のURLを任意のURLに書き換えることができます。※上記画像「オプション3/任意のURL」
WordPressの仕様上、画像データをWordPressの管理ページからアップすると「【WordPressがインストールされている場所】/wp-content/uploads/【年】/【月】/」のディレクトリに格納されます。
例えば記事を作成している日が2016年10月であれば「オプション3/任意のURL」に、
「【WordPressがインストールされている場所】/wp-content/uploads/2016/10/」
と入力すれば良いわけです。
画像のダウンロード
『勝つーる』の編集ページから、画像をダウンロードします。
画像の量が多ければ、FirefoxやChromeのアドオンで、ページ内の画像ファイルを一括でダウンロードしましょう。
Chromeなら『Image Downloader』がオススメです。ページ内の画像ファイルをすべて取得し、一括でダウンロードできます。

ダウンロードできたら、掲載する画像をまとめてWordPressのメディアライブラリにアップします。
以上で作業完了です。
画像が表示されているか確認してください。
※ファイル名にダブりがあったり日本語が含まれていたりすると、WordPressが勝手に書き換えてしまいますので注意してください。もしも画像が正常に表示されない場合は、メディアライブラリから、実際の画像URLがどうなっているか確認しましょう。
更に見やすいデザインにするために
※HTMLとCSSの知識が必要です。
「オプション2/全体を<dl>で、1行目(名前~IDまで)を<dt>、本文を<dd>で囲みます。」にチェックを入れると、「名前・ID」と「本文」が別のHTML要素で囲われます。
こうすることで、「名前・ID」と「本文」に別のスタイル(CSS)を適用することができるようになります。
「名前・ID」はユーザーにはどうでも良いものなので、文字を小さくするなど目立たないデザインにすると良いでしょう。