【幽遊白書】永遠の中二病、仙水忍(26)を語る

幽遊白書 仙水忍
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幽遊白書の『魔界の扉編』のボス、『仙水忍』について語る。

『暗黒武術会編』のボス戸愚呂弟ほどのインパクトはないものの、個人的には敵の中で仙水がいちばん好きです。

幽遊白書は子供の頃にも観ていましたが、大人になってからさらに好きになりました。ジョジョと一緒ですな。昔の週間少年ジャンプは結構シリアスな漫画も多いので、ほとんど子供には分からないんじゃないか…よく読んでたな。

幽遊白書の魅力は少年ジャンプらしいバトル要素と、ドラゴンボールなどの王道には無い、ダーティーで変質的なキャラが織りなすちょっと歪んだヒューマンドラマですね。特ににこの魔界の扉編以降は、作者の精神状態も相まってか(ジャンプ編集部は、人気マンガは終わりにさせてくれないことで有名)、よりダークになっていきます。

読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください。

※ここからネタバレあり





生い立ち

仙水は生まれつき霊力が強く、物心ついたときから妖怪に命を狙われ続けてきました。

 「きっとボクは選ばれた正義の戦士で」  「あいつらは人間に害を及ぼす悪者なんだな」
小さいときずっと不思議だった

『どうしてボクだけ見える生き物がいるんだろう』
『どうしてそいつらはボクを嫌っているんだろう』
『殺そうとするんだろう』

答えがわからないまま戦い方だけ上手くなった

『きっとボクは選ばれた正義の戦士で』
『あいつらは人間に害を及ぼす悪者なんだな』

安易な二元論に疑問も持たなかった。他の人間には見えない返り血にも次第になれていった。
世の中に善と悪があると信じてたんだ。戦争もいい国と悪い国が戦ってると思ってた、可愛いだろ?

生まれながらにして天才であり、そして生まれながらにして中二病でもあったようです。

成長すると、霊界から任務を受け妖怪を退治する「霊界探偵」になります。

技・戦闘スタイル

究極の拳法『裂蹴拳』と、『霊光波動拳』をミックスした独自の格闘スタイルを使います。

ちなみに『裂蹴拳』とは、上半身は防御に徹し、破壊力のある足技で攻撃をする拳法。あらゆる体術を修練した上でないと学ぶことが許されない、肉弾系格闘技では史上最強と言われている格闘技らしいです。誰に許しを得て身につけたかはさておいて、仙水は純粋な格闘においてもかなりの腕前をもっているということが判明します。

裂蹴拳

作品をご覧になったことがない方のために、さらに『霊光波動拳』について補足を…
要は、かめはめ波が打てたり、気功治療ができます。

この最強の格闘技と、霊気をミックスしたのが仙水の戦闘スタイルです。

必殺技

裂蹴紅球波(れっしゅうこうきゅうは)

裂蹴紅球波

手で作った霊気のの玉を、キックで相手に当てます。脚の角度がキャプテン翼みたい!

裂蹴紫炎弾(れしゅうしえんだん)

裂蹴紫炎弾

玉を沢山作って、散弾銃のように一度に蹴り飛ばします。主人公浦飯幽助のショットガン(霊光弾)のような技。

愉快な仲間たち

樹(いつき)/門番(ゲートキーパー)

仙水の霊界探偵時代の相棒であり、ブラザー。

素晴らしい名言を多数残しています。

せっかくなので樹の名言をご紹介します。

樹と仙水の出会い

樹と仙水が初めて出会った場面。仙水殺されかけ、死を覚悟した樹が放ったセリフ。

ヒットスタジオに戸川純が出る

(仙水)「死ぬ前に言い残すことはあるか?」

(樹)「できればもう一日生きたい。」

(仙水)「なぜだ?」

(樹)「明日ヒットスタジオに戸川純が出る」

(仙水)「オレも毎週見てる」

この後2人は小一時間ほど談笑、意気投合したのか仲間になります。このやり取りは子供心にカッコイイと思いました。意味は分かっていませんでしたが。

私も殺されそうになったら「できればもう一日生きたい。明日笑点にケーシー高峰が出る。」とか言ってみたいです。ケーシー高峰が出るときは必ず観ています。

「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに…

「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに 無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感さ

「オレは彼が傷つき汚れ堕ちていく様をただ見ていたかった。『キャベツ畑』や『コウノトリ』を信じている可愛い女のコに、無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感さ。
その点人間の醜い部分を見続けた仙水の反応は実に理想的だったな。割り切ることも見ぬふりもできずに ただ傷つき絶望していった。
そしてその度強くなった。」

仙水が落ちていく様を見ながら、ただただ興奮していたようです。変態ですね。

しかし作者冨樫先生のセンスに脱帽です。よくこんなセリフ思いつくなと感心してしまいます。

その他の仲間たち

神谷実(かみや みのる)/医師(ドクター)

御手洗清志(みたらい きよし)/水兵(シーマン)

刃霧要(はぎり かなめ)/狙撃手(スナイパー)

巻原定男(まきはら さだお)/美食家(グルメ)

天沼月人(あまぬま つきひと)/遊熟者(ゲームマスター)

それぞれ能力に即した通り名が割り当てられています。

もちろん仙水自身にも通り名があります。

仙水の通り名ですが、

暗黒天使(ダークエンジェル)

です。

なぜ1人だけこんなキッレキレの中二病全開な名前なのか。

仙水、堕ちる

霊界探偵として活躍している仙水。パートナーとなった樹とある任務に赴きます。仙水はそこで目にしてはいけない光景を目の当たりにします。

これまで悪だと信じて疑わなかった妖怪を、逆に人間達が拷問したり、もてあそんでいるところに出くわしてしまいます。

仙水 ここに人間はいなかった

「ここに人間はいなかった、一人もな」

仙水はその場の人間を全て殺しました。

ここから仙水の超絶人間嫌いが始まります。

目的

「俺たち7人で墓を掘る」

この方々は人間界と魔界を繋ぐための穴(境界トンネル)を開き、妖怪を人間界に来させることで、人間界をぶっ壊す目的のもと行動を共にしています。

細かい話をすると、既に妖怪は行き来可能のですが、より強く凶悪な妖怪を呼び出すにはもっと大きい穴を開けなければならず、穴を広げるために昼夜問わず頑張っているわけですな。

以下は仙水のセリフです。

「皆殺しだ……ガキも……女も……神父も……妊婦も……墓でこの世をうめてやる 掘っても掘っても足りないくらい……掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても 掘っても」

「全ての人に墓を掘る 俺達七人で穴を掘る」

仙水忍 ドヤ顔

これ何が素敵かって、韻(いん)を踏んでるんですよ。

「神父も Yo! 妊婦も Yo!」
「全ての人に墓を掘る Yo! 俺達七人で穴を掘る Yo!」
「掘っても 掘っても 掘っても Yo! Yo! Yo!」

しかし物語が進んでいくと、ある事実が発覚します…

仙水は多重人格

あれ?「7人で」って、お前の中にいる7人のことだったんかい

仙水の中には7人の人格がいる

どうやら仙水さんは現実世界の仲間7人ではなく、自分の中にいる別人格の7人と穴を掘るおつもりだったことが発覚します。

仙水の最後

戦いの最後の場所は魔界へと移ります。

絶望的な強さをみせていた仙水でしたが、主人公の浦飯幽助が魔族に覚醒するなど、なんやかんや少年マンガのご都合主義によって、仙水は負けてしまいます。

最後に、仙水の本当の目的が明かされます。

仙水 本当の目的は魔界で死ぬこと

「本当の目的は魔界で死ぬこと」

「オレが護ろうとしてたものさえクズだった。そんな生き物の血が流れているのが無性に憎くなったよ。いっそのこと魔界に生まれたかった。
そう思ったら是が非にでもここに来たくなってね。もうオレに時間がないと知ったとき一気にはじけた」

病気により自分の余命がわずかと知った仙水は、最後に望みを叶えるため境界トンネルを開けようとしたのでした。

戸愚呂弟と同じく、死ぬために戦い、最後は目的を遂げました。

当時の少年マンガには見られない、いわゆる勧善懲悪ではないストーリー構成も、幽遊白書の魅力のひとつであります。

用語集(おまけ)

仙水の必殺技など

聖光気(せいこうき)

仙水 聖光気

霊光波動拳の達人である幻海すら持ち得なかった、霊気を上回る黄金の聖なる闘気。空も飛べる。作中では仙水のみが使用できた。

気鋼闘衣(きこうとうい)

気鋼闘衣(きこうとうい)

聖光気を高めて物質化した究極の防具。デザインがイケてない。

烈破風陣拳(れっぱふうじんけん)

アッパーで竜巻を起こす。パンチ…裂蹴拳はどうした?
気鋼闘衣よって、上半身でのガードが不要になったからと解釈しています。

忍以外の、6人の人格達

ミノル

理屈屋でおしゃべり、プライドが高い戦闘担当。最も出番が多かった。裂蹴拳を使って戦っていたのもコイツ。

カズヤ

殺し(とどめ)担当の戦闘人格。残酷で下品、子供でも喜んで殺す外道。
右手(義手)に仕込んだ気硬銃を使う。
 

ジョージ

武器の売人らしい。
 

マコト

炊事・洗濯・掃除をする雑用担当。
 

ヒトシ

植物を世話してる。
 

ナル

樹の台詞でのみ登場。女性の人格で内気で純情で傷つきやすく泣き虫。
樹の前にしか現れないらしい。